Moto GP 2007年第2戦　ヘレスGP

大接戦の予選の結果は、上位15台が１秒以内！。　決勝もかなりの混戦が予想されたが、予想通り1周目から激しく順位が動いた。

ヘレスGP　レース前のTips

開催日　：　2007年3月25日
コンディション　：　ドライ
気温　：　19℃
路面温度　：　31℃

2006年のヘレスGP

2006年のヘレスGPは第1戦として開催された。ペドロサとストーナーのモトGPデビュー戦。2人とも、新人離れした走りを見せ、新時代の到来を予感させるレースだった。

1位　カピロッシ、2位　ペドロサ、3位　ヘイデン

ロッシは不調を抜け出せるか

ロッシが過去5戦にわたって、優勝を逃している。5戦連続で優勝を逃しているのは、2001年以来である。そもそも、それだけ優勝しているのが異次元なのだが、ロッシからすれば異常事態。

ロッシはこの悪い連鎖を断ち切れるか？

サーキットの概要

コース全長　：　4,423ｍ

コース幅　：　11m

コーナー数　：　右8　左5

最長ストレート　：　600ｍ

決勝レース周回数　：　27周

総走行距離　：　119.421km

ヘレスGP　決勝のグリッド

トップ15台が1秒以内という混戦。前年のヘレス戦で1秒に納まったのは7台だった。

 

ヘレスGP　レースの経過

ホールショットはダニ・ペドロサ。バレンティーノ・ロッシとカルロス・チェカがこれに続く。ニッキー・ヘイデンが8番グリットから、5位に上がる。僅か半周でロッシがペドロサをかわし、先頭に立つ。コーリン・エドワーズ、ケーシー・ストーナー、ヘイデンらが次々に順位を上げる。１周目終了時の順位は、ロッシ、ペドロサ、エドワーズ、ヘイデン、ストーナー、チェカ。

3周目

ジョン・ホプキンスがチェカとストーナーを立て続けにパスして5位に上がる。ホプキンスは前戦で負った右手首の骨折が治っていないにも拘らず、素晴らしいライディング。

チェカがコーナーでストーナーを押し出す格好となり、その隙にチェカとマルコ・メランドリがストーナーをパスする。メランドリはチェカもパスするが、直ぐにチェカが挽回する。

5周目

5位のホプキンスが、4位のヘイデンに迫る。

7周目

トップのロッシは、2位のペドロサに0.5秒差を付けている。

4位のヘイデンと3位のエドワーズの差が開き始める。

5位のホプキンスの調子が良く、エドワーズを追えると思われるが、目の前のヘイデンを抜くことができない。

9周目

ロッシとペドロサの差は0.5秒で変わらず。ヘイデンとホプキンスが先頭から遅れる。

10周目

2位のペドロサと、3位のエドワーズの差が1.1まで開く。

11周目

トニー・エリアスがストーナーとチェカを次々にパスし、7位に上がる。

12周目

ロッシとペドロサの差は0.6秒。エリアスがメランドリをパスし、6位に上がる。

13周目

ロッシとペドロサの差が0.9秒に開く。

14周目

ロッシとペドロサの差が0.8秒、ペドロサとエドワーズの差が1.6秒、エドワーズとヘイデンの差が3.1秒。

ヘイデンとホプキンスの4位集団にエリアス、メランドリ、チェカ、ストーナーからなる6位集団が追い付きつつある。

チェカがメランドリをパスし5位に上がる。

15周目

ペドロサのペースが落ち、ロッシとの差が1.4秒となる。

16周目

ロッシとペドロサの差が2.2秒となる。

ホプキンスがヘイデンをパスし、4位に上がる。

17周目

ロッシとペドロサの差は2.3秒。これに1.4秒差でコーリン、更に3.5秒差でホプキンスが続く。

エリアスがヘイデンをパス。ヘイデンは6位に落ちる。

好走を続けていたホプキンスだが、カーブでの単独転倒によりリタイヤとなる。右手を骨折しているホプキンスは、転倒したマシンを自力で起こせない状態であった。

18周目

ストーナーがチェカをパスして6位に上がる。

19周目

ストーナーはヘイデンに0.5秒差まで迫る。ロッシとペドロサの差は2.7秒。

20周目

ロッシとペドロサの差は2.8秒でほぼ変わらず。ペドロサとエドワーズの差も1.5秒で変化なし。エドワーズとエリアスの差は3.7秒。

ストーナーがヘイデンをパスし5位に上がる。

21周目

7位のチェカが6位のヘイデンにプレッシャーをかけ始める。

22周目

チェカがヘイデンをパスし、6位に上がる。

26周目

5位のストーナーが4位のエリアスに0.8秒差まで迫る。

最終周

状況に変化なく、ロッシ、ペドロサ、エドワーズの順にフィニッシュ。

ヘレスGPの結果